
こんにちは!一宮ミナです。
忙しい毎日、気がつけば散らかり放題の部屋になっているなんてことはありませんか?
「何とかしなくちゃ…でも片づけなんてめんどくさい…!」
今回の記事では、そんな忙しい日々を送りつつ片づけられないとお悩みの方へ、快適な空間を実現できる簡単3ステップとそのコツを分かりやすくお伝えしていきます。
私は過去に、フリーランスで個人のお宅や店舗にて片づけや整理収納、インテリアコーディネートなどのお仕事をしていました。
今回はその知識と経験をぜひ皆さんにお伝えしたいと思います!

片づけに悩む皆さんのお役に立てたらうれしいです。
∴はじめる前のポイント∴

まずは、片づけをスタートする前に押さえておきたいポイントから!
1日で片づけようとしないこと
片づけを行う前の大切なポイントとして、たった一日ですべてを片づけようとしないこと。
特に片づけをする場所が多い場合は、何日かに分けて取り掛かりましょう。
「今日中に終わらせてやるぞ!」
このように半ば勢いではじめると、普段やっていなかった不慣れなことに取り掛かるわけですから、あっという間に疲れてきて途中で挫折してしまうことがほとんどです。
やる気を上手くコントロールして、1か所ごと確実に片づけを終わらせることを意識しましょう。
そうすることで無理なく片づけられていく現実が確かな自信となって、次回の片づけへのモチベーションにもつながります。
手軽なお掃除グッズで時間短縮
そしてもうひとつ、片づけに入る前の準備として「カーペットクリーナー」「ハンディモップ」「ウェットシート」があるとかなり作業を進めやすいです!
実際に片づけをはじめてみると、片づいていない場所には、思いのほかゴミやホコリがあちこちに居座っています。
ゴミやホコリにさっと対応できる、手軽なこれらのお掃除道具3点を“三種の神器”として手元に準備しておくことをおすすめします。
片づけは「出す」「分ける」「しまう」の3ステップ!

さあ、それではいよいよ片づけの実践です。
これからお伝えする3つのステップとそのコツで、驚くほど簡単に片づけが進んでいくのでぜひ参考にしてくださいね!
⒈ ひとまず出して状態を把握する
クローゼットを片づけるなら、クローゼット内のすべてのものを一気に出さなくてもいいので、
例えばチェストの中身だけ、といった小さな場所のものを一旦すべて出してみましょう。
そして、そのチェストの今の状態をしっかりと見て把握すること。
これは次のステップへの大切なポイントです。
⒉ 使う、使わないに分けて確実に不要なものは捨てる
次にステップ1で出したものを「使うか使わないか」の判断をしながら分けていきましょう!
ここでは、
これら3種類に分けていきましょう!
\分けるときの心得/
1.「使わないけどもったいない」は自分の人生にマイナスに作用する
ここで、
「使わないけどもったいないから…」
と、完全に不要だとわかっているものを手放せないことがありますよね。
実はそれが、
自分の生活=ひいては人生において、マイナスに作用してしまうことがあります。
例えば、出勤前の急いでいる朝、鍵がなくて散らかった部屋中を探し回りようやく見つけて家を出たとします。
しかし、さっきまでの焦りとイライラを引きずってしまい、その余韻のまま出勤してみればその日の仕事でニアミスが連続…。
「何だか今日は上手くいかないなぁ」
という一日を経験したことはありませんか?
人は日々感じている感情のままの出来事を引き寄せます。
「まだ使えるから」と、ものを溜め込む行為自体はささいなことに感じますよね。
ですが、やがてそれはいつの間にか負のループとして大きく生活に作用していくことにもなりかねないのです。
2.「なぜ、自分は片づけをはじめたか」の原点にかえる
とはいえ、誰もが片づけをするにあたって必ずといっていいほど、
「もったいなくて手放せない」
といった”いつか使うかも症候群”に陥りがちですよね。高価なものや頂きもの、新品同様のものならなおさらです。
でも、それらは全く使わない…。
そんなときは、
「なぜ、自分は片づけをはじめたか」を思い出してください。
“片づいた部屋で快適に過ごしたい”
”いつでも人を呼べる空間にしたい”
この原点にかえると、
「まだ使えるから」の視点ではなく、
「理想を叶えるには」の視点でものを分ける判断ができるようになります。

不要なものが自然と手放せるようになり、片づけがさくさく進んでいきますよ!
\分けるときの注意点/
1.家族の分は勝手に捨てたりしない
ご家族でお住まいの方は、それが必要かどうかは本人にしかわかりませんので注意しましょう。
「たぶんこれは誰もいらないだろう」
と、家族の誰にも確認をせずにものを捨ててしまうと、持ち主本人が後で困ってしまいますよね。
よかれと思ってしたことが裏目に出てしまわないよう、片づけをする自分以外のものはいったん脇に置いて後から本人に確認をするか、一緒に確認をしながら進めていくと安心ですね。
2.書類やアルバムなどは後回しにしておく
はじめから書類やアルバムだけの片づけなら問題はありませんが、これらは最後に片づける場所として後回しにしましょう。
なぜなら、書類やアルバムの片づけには一番時間がかかるからです!
特にアルバムは「懐かしい~!」の第一声から見事にアルバム鑑賞タイムに入り、抜け出すのも困難となる難関です…泣。
そして、何といってもかなり目を酷使する作業なため、片づけ初日に書類やアルバムから取り掛かると早々にやる気をなくしてしまいます。
結果、
「やっぱり片づけできない…」
と、意気消沈してしまう場合がほとんどなので、他の場所の片づけをすべてやり終えてから取り掛かってくださいね。
⒊ 普段の動線を意識してベストな場所にしまう
それでは最後に収納をしていきましょう!
このときの大切なポイントは、とりあえずしまえる場所にしまうのではなく、いつもの自分の生活の中で必要なときすぐに使えるベストな場所にしまうことです。
実際に普段通りの動きをしてみて、それぞれのベストな定位置を見つけていくと進めやすいですね。
それぞれのものをベストポジションに位置してあげると、いざ自分が使った後もストレスなく片づけがしやすくなります。
\収納するときのコツ/
1.普段使いするものは手前、使用頻度が少ないものはその後ろにしまう
いやいやそんな当たり前のこと…と思われがちですが、意外とこの基本的な収納ができていないことがよくあります!
それが片づけられない要因でもありますよね。
なのでしっかりとこの基本を意識して、よく使うものをさっと取り出せる手前にしまっていきましょう!
2.家族それぞれのスペースを作る/カテゴリーごとにしまう
ご家族でお住まいの方は、例えばチェストや下駄箱などの収納家具にしまう場合、
- 引出しごとに家族ひとりずつの収納スペースを確保する
上の段から「お父さん→お母さん→息子さん→娘さん」と決めて、それぞれ収納していく。
- カテゴリーごとに家族全員分をしまう
上の段から「春→夏→秋→冬」とカテゴリーを決めて、家族全員分をまとめて収納していく。

収納家具の使い勝手を見ながら、どちらかの方法でしまっていくといいですね。
あとは「使ったら元に戻す」を習慣化する

ここまで大変お疲れ様でした…!
片づけを終えて部屋がすっきりした後は、普段の生活の中で使ったら元に戻すことを習慣にしていきましょう。
必要なときすぐに使える場所=使った後もさっと戻しやすい場所なので、使ったら元に戻す習慣も自然とできていきますよ!
”片づけができる自分”をデフォルトにしておこう
それでも忙しい毎日の中では、使ったものをすぐには片づけられないときだってあるはずです。
「やっぱり片づけは自分には無理だ」
「あぁ、また散らかっていきそう」
そんなあきらめや罪悪感で、再び片づけられない負のループへ陥りそうなとき、そうならないコツがあります。
それは、
”片づけられない自分”という意識から、
”片づけができる自分”に意識を変えておくことです。
「やっぱり片づけは自分には無理だ」⇒「あ、自分はまだ片づけの習慣がついていないだけか」
「あぁ、また散らかっていきそう」 ⇒「そうだ、散らかり放題は卒業したんだった」
このように”片づけができる自分”という意識を持つと、片づけられなかったときの捉え方が180度変わります!
そうすると、特に落ち込むことなく、またすぐに「使ったら元に戻す」行動が自然とできるようになるのです。
片づいたことで得られるうれしい相乗効果!

さらに、念願だった片づけに成功すると、ただ「片づいた」だけではなくさまざまな相乗効果もあらわれはじめます。
ここではほんの一例を挙げますね!
\うれしい効果いろいろ/
1.ストレスが減る
ものをイライラと探し回ることがなくなり、スムーズに生活がしやすくなる。
2.気持ちが明るくなる
生活がスムーズになったことで、ネガティブだった気持ちがいつの間にか明るく前向きになってくる。
3.無駄遣いをしなくなる
ものが見つからなくて同じものを買い足していた手間がなくなり、無駄なお金を使わなくなる。
4.時間と心にゆとりができる
生活空間が整ったことで、効率よく家事ができる。好きなことにも時間を使えるようになり、心にもゆとりが生まれる。
5.良好な人間関係を築ける
生活面・精神面ともにゆとりが生まれてくると、自然とまわりにも優しくなれる。結果、良好な人間関係を育んでいくことができる。
このように、普段から片づけを習慣にしていくといろいろな物事が循環していくようになります。

今まで片づけられなかった人ほど、これらの相乗効果がよく実感できるはずです!
片づけはパズルのピースを合わせる感覚と似ている!

私のこれまでの片づけ経験からすると、片づけはズバリ…パズルと似ています!
なので私はいつも、
「片づけってパズルなんですよ!」
と言い切っています笑。え?パズル??と思われがちですが、
ステップ3で、ものをベストな場所に収納していくとき、私はいつもパズルのピースを合わせるようなワクワクした気持ちで片づけていきます。
「コレはあの部屋にあった方が絶対便利」
「あの部屋にあるものはここでいつも使うはず」
と、バラバラに配置されていたもの (=ピース) を当てはめていく作業がまさにパズル…!
私はそれがおもしろくて、自然とパズルゲームの感覚で片づけすることを楽しんでいます。
「片づけってそんな感覚になれるんだ」
くらいでいいので、ぜひこのパズル感覚も知っておいてほしいと思います!
今使いたいものがあるべき時にあるべき場所にある幸せ

今回の「片づけられないから卒業する!簡単3ステップとそのコツを伝授!」はいかがでしたか?
毎日の生活の中で、今使いたいものをストレスフリーでさっと使える。
本当に何気ないことですが、これがどれだけ自分の心にゆとりと豊かさをあたえてくれるのかをどうか皆さんにも実感してほしいと思います。
「片づけ」は誰もが繰り返し行う毎日の何気ない動作のひとつですが、
「たかが片づけ、されど片づけ」。
その小さな積み重ねは、日々の大きな豊かさにまで発展するパワーを秘めています。
ぜひ皆さんも、今回の内容を実践して、すっきりと片づいた空間と理想の毎日を手に入れてくださいね。
それでは今回はこの辺で。
この記事が読んでくれたあなたのお役に立ちますように…!